部分的な屋根のカバー工事が完成いたしました!
築35年~40年ほどの習志野市S様邸、雨漏りしていた屋根のカバー工法でリフォームいたしました。
習志野市S様の屋根のお悩み
数年前に外壁塗装はしたが当時屋根塗装は施工しなかった、とのことでお見積りのご依頼をいただいて現地調査に伺いました。
お住まいは新築から35年以上が経過しているため、屋根がどうなっているのか不安でしっかり見てほしいとのことでした。
当初雨漏りなどの症状はないと聞いていたのですが、屋根に上った瞬間に「これは怪しい」と感じました。
屋根に上ったところ…
屋根の感触が普通と違う!
フカフカしていて、これは確実に下地が水を吸っている…
ということで、水が入り下地が腐食していることは明らかである旨をお施主様に説明いたしました。
お施主様は開けてびっくり、突然の痛い出費になります。
習志野市S様は当初屋根も塗装で、とお考えでしたが、現地調査の時点で塗装はできない事をお伝えしました。
塗装はあくまでもスレート材表面を保護するもので実際に屋根を守っているのは防水シートなため、防水シートがボロボロなのに塗装する意味がないからです。
ご提案した解決方法
①根治させて今後も長くお住まいになるなら屋根のふき替え工事
②今水分を吸っている下地を残す事はあまりお勧めはしないが、ゴミ捨て代がかからないため1より低価格でできる屋根カバー工事という選択もある
③低コストでできるのは劣化している一部分だけ葺き替える工事
④最低限の工事なら、これ以上腐食をさせないための部分的なカバー工事
①→④の順でお財布にやさしくなります。
習志野市S様はかなりお悩みではございましたが、築35年以上のお住まいということもあり、今回は④をご選択いただきました。
施工プランを考える時に一番重要なのは、今後のライフプランを考えたときにどの程度の年数もてばよいのか?ということです。
今回のようなケースも築15年のお住まいなら迷わず葺き替えかカバー工法をお勧めいたしますが、例えばご高齢になってきて「将来はマンションに引っ越すかもしれない」「子どもは家を継がないから解体する予定」のようなご事情がある場合、高額な費用をかけてリフォームする意味があまりありません。
お施主様のライフプランに沿ったご提案することを心がけておりますので、なんでもお気軽にお話しいただけると嬉しいです。
既存屋根の撤去と新しい野地板の設置
先述の通り、屋根にとって大切なのは防水シートです。
表面に乗せる建材はパミールやノンアスベスト(今は新規で流通していません)のような粗悪な建材でなければほぼ大丈夫ですが、防水シートは悪いものを選ぶと経年劣化速度に大きく差が出ます。
でもその”こだわり”の大切な防水シート設置の写真を撮り忘れてしまいました…
習志野市の屋根の一部をコロニアルでカバー工事の完成
工事を終えて
当初習志野市S様からは雨漏り症状はないと聞いていたのですが、実際は中からわからなかっただけで下地はフカフカで水が染みていました。
このまま放置していたら大規模な雨漏りになり、部分補修では対応できずにふき替え工事が必須になっていたと思います。
今回はなんとか工夫を凝らして部分補修で対応できましたので、お施主様にも大変喜んでいただけました。
習志野市S様、この度は誠にありがとうございました!